さいたまこどもプロジェクト【わたしと仲間のナンデモ工房】2019プレ企画＊ご報告＊

さいたまこども演劇プロジェクト
【わたしと仲間のナンデモ工房】2019プレ企画
＊＊＊　ご報告　＊＊＊

さいたまこども演劇プロジェクトは、
2019年8月4日の運営スタッフ募集のための「じぶんのことば」上映＆説明会を経て、
9月22日にプロジェクトがキックオフ！！

【わたしと仲間のナンデモ工房】全６回のワークショップがスタートし、
2020年3月29日に最終日の予定でした。


第1回　2019年11月24日　映画「じぶんのことば」の上映会＆お試しワークショップ
第2回　2019年12月22日　【コミュニケーションっておもしろい！】
第3回　2020年  1月26日　【カラダっておもしろい！】ゲスト：ケノ・ケンノスキー

上記3回のワークショップは、無事に開催することができました（詳細はブログをどうぞ）


しかし、その後、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策により、
第4回【ことばっておもしろい！】（2/23予定、延期）
第5回【想像力っておもしろい！】（3/15予定、延期）
第6回【みんなっておもしろい！】（3/29予定、中止）
という結果で、終了することになりました。


【わたしと仲間のナンデモ工房】という未知の場に参加を決めてくれた子どもたち、
そのこども達を送り出し、支えてくださった保護者の皆様、
また、この【ナンデモ工房】に応援・ご協力いただいた方々には、
この場を借りて、心から感謝申し上げます。
そして、このような残念な開催状況になってしまったこと、
私達スタッフも残念でならず、また、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


今回の新型コロナウィルスの対応に関しては、
私達スタッフも非常に悩み、毎回毎回、苦渋の決断を強いられました。
ワークショップ開催に関わる大切なことは、その都度、
参加の皆様・関係者の方々に、メールなどでご連絡をさせていただきました。


その後半、開催中止に至るまでの経緯など、こちらのブログにまとめたいと思います。


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【第4回　2月23日WS開催延期の経緯】

2020年の2月に入り、
日本での新型コロナウイルスの影響が全国に及ぶにつれて、
各地で様々な団体がイベントの延期/中止の決定をしたと報道されるようになりました。

その状況を踏まえ、2月23日の第4回の【ナンデモ工房】開催を控えて、
スタッフ間で密なやり取りが行われました。
長い話し合いの中で、スタッフ一人ひとりの意見を求め、
また、他の団体やイベントではどのような対応をしているのか、といった情報を提供しあいました。

「ナンデモ工房を楽しみにしている子がいる、必要としている子がいる」
なんとか開催できないだろうか。

開催を目指した話し合いの最中にも
「子ども食堂の中止のお知らせ」
「厚生省からの自粛敢行のコメント発表」
といった新しい情報が次々と届きました。

感染拡大の恐れを鑑みると
「感染予防」という課題についてスタッフがどこまで対応できるか、
ワークショップ中の参加者同士の接触はどうするのか、
なにより、この環境下でワークショップを行ったとして、
子供たちのためのワークショップ、その目的そのものが達成できるだろうか。。。

スタッフそれぞれの見解や判断、方針は、
短期間に二転三転しましたが、
最終的に、わたし達は第4回目の開催を「延期」することを決断しました。
それは、本当にWS開催前日のことでした。

参加を表明してくれていた子供たちに、
そして、子供たちの背中を押してくれる保護者の皆様に、
大変申し訳ない気持ちでお知らせをいたしました。

《2/23「わたしと仲間のナンデモ工房」(4) 延期のお知らせ》
https://sai-nandemo.blogspot.com/2020/02/2234.html



【第5回　3月15日開催延期の経緯】

その後、全国一斉休校措置という、国の異例の対応が発表されました。
ナンデモ工房開催地であるさいたま市も、
3月2日～15日の2週間の休校が決まりました。
休校期間中にあたり、公共施設も閉館のため、
3/15予定の第5回の開催は難しいと判断し、
今回は、できる限り早めに参加者の皆様にお知らせすることにしました。

しかし、この時点でも、
29日の開催については、「保留」としていました。
なぜなら、まだ、この先どうなるか見えてないものを中止にしなくても良いし、
閉塞的な雰囲気の中の子供たちにとって、
「楽しみが待っている」という明るい気持ちにつながるのではないか
そんなほのかな思いと、
なにより、私達自身に「なんとか開催したい」という祈りのような想いもありました。

《3/15「わたしと仲間のナンデモ工房」(5) 延期のお知らせ》
https://sai-nandemo.blogspot.com/2020/03/3155.html

29日に開催することとなった場合は
とにかく、【ナンデモ工房】をより一層、楽しくて豊かな時間にしよう！
一日開催にして、ワクワクが盛りだくさんのワークショップにしよう！
そんな熱い思いで
次回に向けての具体的な対応や内容について、
スタッフ間で話し合いを重ねていました。


【第6回　3月29日開催中止の経緯】
第5回の【ナンデモ工房】ワークショップが開催される予定だった15日に
オンラインスタッフ会議を行いました。

春休みまでの臨時休校が発表され、
【ナンデモ工房】のWS予定会場も3月いっぱい閉館で使用できず。
最後のワークショップも中止を覚悟しながらの話し合いでした。

そんな中、スタッフの1人から提案がありました。
「外でやるのはどうでしょう？
公園なら、開催できるのではないですか？」
目からウロコ！！
その手があったか！

この提案に、全員が賛成！
こんな時だからこそ、皆に楽しんで貰いたい！
思いっきり身体を動かし、29日は心から笑って過ごしてほしい。

そんな想いがスタッフ全員に広がり、
【青空演劇ワークショップ】を開催するはこびとなりました。
スタッフの頭の中では既に、
青空の元、笑いながら芝生を転げまわる子どもたちの映像が浮かんでいました😁

コロナ対策についてできることを話し合い、
「レジャーシートとアルコールティシュを用意しよう」「検温をお願いしよう」
「公園の利用許可は必要？」「保護者参加の場合は保護者の保険も申請しよう」
大切なことをひとつひとつ決めていきました。

参加者の皆様に、「29日のWSを青空開催とします」メールを送信したところ、
なんと10名の子どもとその保護者の方々が参加を表明！！
【青空演劇ワークショップ】の開催が決定しました！
嬉しいなぁ♪
みんな楽しみにしていてくれる♪

しかし、青空開催を決めた頃から天候が一転。
なんとお天気が下り坂。

テルテル坊主を作りながら(笑)
それでも、ワクワクと希望溢れる準備期間の日々、
スタッフの間では開催当日に向けての綿密な打ち合わせが続いていました。
「マスクだからこその、面白い活動にしよう」
「外だからこその、環境を楽しめる活動をしよう」
プログラムづくりも新鮮です！！

公共施設が臨時休館になり、自粛の続く毎日でしたが、
野外の外遊びは推奨されているし「公園なら！！」と「希望の光」を見たように、
わたし達スタッフも開催日を楽しみに過ごしていました。
子どもたちにも、保護者の皆様にも、
青空の元、リフレッシュする時間になったらうれしいな・・・
とたくさんの笑顔が目に浮かびました。

ところが、開催の週末が近づいた25日、
コロナ感染者数が一気に増加し、東京都は週末の都民外出を制限。
埼玉県もそれに続き、不要不急の外出自粛が求められました。

加えて、お天気は前日の土曜日の夜から雨との予報。
さらに、雪の予報と最高気温10℃以下という真冬の寒さ。屋外で遊ぶには厳しい環境が予想されました。

もし、このような時期に風邪でもひいたら、
それこそ大変なことになってしまいます。

子どもたちや参加する方々の健康を考えても、
このコロナの現状を鑑みても、
本当に残念でたまりませんでしたが、
第6回の開催の中止＝プレ企画の終了を決断いたしました。

参加の子どもたち、そして保護者の皆様には、
刻刻と変化する現状の中とはいえ、
3月29日のワークショップの開催について振り回すような形になってしまったこと
とても心苦しく感じてました。

たった3回のワークショップの中で、
目覚ましい変化とイキイキした姿を見せてくれた子どもたち。
その後のワークショップを楽しみにしてくれていた子どもたちに会えないことが
なにより残念でなりませんでした。
残りの回で、毎回毎回、あーでもないこーでもないと立てた様々なプログラムも、
こどもたちと一緒に行うことができませんでした。
彼らと一緒に、どんな空間を立ち上げることが出来たのか、
本当に楽しみにしていました・・・


【ナンデモ工房】を立ち上げ企画を進めてきたスタッフは全員、
不完全燃焼のまま、いったん【ナンデモ工房2019プレ企画】は終了。
新年度を迎えることとなりました。

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今回
さいたまこどもプロジェクト【わたしと仲間のナンデモ工房】2019年プレ企画
にご参加をいただきました皆様、
ご協力いただきました方々、この場を借りて、改めまして深く御礼申し上げます。

ワークショップは、予定していた半分の回数の実施となりましたが、
開催することのできた3回の【ナンデモ工房】の中でも、
子供たちは演劇ワークショップ体験を通して、
自分自身を表現すること、伝えることと、
その楽しさを実感してもらうことができたと感じます。

それはすべて、もともと子どもたちの中にあった、きらめきの光から生まれたもの。

子どもたちが自分自身を見つけて、
それを言葉につむぎ、
表現できる、
子どもたちにとって、安心安全な場所。

それが【わたしと仲間のナンデモ工房】

今回の【ナンデモ工房】で共有した時間が、
子供たちの人生のエネルギーとなりますようにそう願ってやみません。


今後は、コロナが収束に向かい、日本に平穏な日常が戻る頃、
【わたしと仲間のナンデモ工房2020】がスタートできたら、と、
今できることをできる範囲で準備を始めています。


以前ご案内させていただきました、
2020年始動の長期プロジェクト企画ぜひ楽しみにしていてください！

今回ご参加いただいた皆様には、
また個別にご連絡をさせていただきたいと思います。

こども達！
待ってるよ〜また遊びにきてね〜✨

保護者の皆様
ワークショップの後半は開催できないままの【ナンデモ工房】となりましたが、
私共の活動にご理解ご協力頂けましたこと、何よりの励みとなりました。
いただいたメール、メッセージ、あたたかいお言葉の数々に、
スタッフの私たちは何度となく勇気づけられ、救われました。
心より感謝申し上げます。

今後の具体的な活動内容につきまして、
Facebook、ブログ、メールなどで随時お伝えしてまいります。
どうぞ、楽しみにしていてくださいね！